濃厚で甘く官能的な香りがして、とても個性的。
シャネルなどの香水の原料にも使われています。
シャネルなどの香水の原料にも使われています。
「愛の花」ともいわれるイランイラン。
インドネシアでは、新婚夫婦の寝室にイランイランの花びらを敷きつめる習慣があります。
日本アロマ環境協会が実施した「香りの好き嫌いアンケート」では
残念ながら<嫌いな精油>1位 に選ばれてしまった可哀想なイランイラン…。
生徒さん達の間でも「うーん。ちょっと苦手かもしれない」という方が大半です。
そんなイランイランの印象がガラッと変わるのが
一番絞りの<イランイラン・エクストラ>
イランイランは、グレードによって、一番絞り、二番絞り、三番絞りと分かれています。
まるで、ビールのよう。。。
イランイランの花を蒸留して最初に抽出される精油が「一番絞り」で最高品質の<エクストラ>
香りが最も良いとされています。
一番絞りと二番絞りの精油では、香りも質も価格も違ってきます。
先日、生徒さん達と、一番絞り<エクストラ>の香りの違いを確認してみました。
一番絞りの「イランイラン・エクストラ」を嗅いでみたところ・・・
「あれっ、いつものと違う!」
「これは好きかもしれない」
みなさん、イランイラン・エクストラの方がお好みのようです。
一番絞りは、香りの繊細さが違うんですよね^^
私もこちらの方が断然好きです。
一番絞りの精油は、イランイラン特有の甘さはありますが
あの主張しすぎる感じがなく、品のある芳醇な香り。
それぞれの成分表を、生徒さんとチェックしたところ・・・
一番絞りのものは「エステル類」が多く含まれているのが分かります。
香料業界でも、エステル類が多いものが、良い香りとされる傾向があるのは納得です。
個性の強いイランイランも可愛いですが(笑)
主張をしすぎない、一番絞りの「イランイラン・エクストラ」は控えめなオトナの香り。
イランイランが苦手な方も、きっと印象が変わるはず^^
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<おまけ>
アロマ好きなら一度は見たいイランイランの花。
調布の神代植物公園で会えたイランイラン。
異国情緒ただよう繊細で魅惑的な花でした。