メディカルアロマって何?
アロマテラピーというと、一般的に香りを楽しむイメージが強いと思います。
実はアロマテラピーには、精油の薬理作用を使って ” 心と体の不調を整える ”という健康管理に役立てていく活用法があります。精油の持つ成分と薬理作用を化学的根拠によって、ひも解いていく。
それが、メディカルアロマテラピー。
この記事では、メディカルアロマとはどんなものなのかご紹介します。
アロマテラピーとは
アロマテラピーとは、植物が作り出す香りの成分を使って、私たちの健康や美容に役立てていく自然・植物療法の一つ。
植物の花・葉・果皮・種子などから抽出した100%天然の精油(エッセンシャルオイル)を利用して、毎日を健やかに過ごすための心と身体の健康管理法です。
アロマテラピーの種類
アロマテラピーにはフランス式とイギリス式があります。まずはそれぞれの違いをみていきますね。
イギリス式
イギリス式の特徴は、美容やリラクゼーションを中心に癒しを目的としたアロマテラピー。
主に香りを楽しんだり、マッサージによるリラクゼーションなど、香りによる精神面の作用を期待して利用されています。
フランス式
フランス式の特徴は、健康維持や予防を目的として活用するサイエンスの視点を持つ「メディカルアロマテラピー」
フランスやベルギーでは、医療現場などにアロマテラピーが活用されてきました。
香りを楽しむだけではなく、植物の持つ香りの有効成分を科学的に学んで、病気の予防や不調の改善に積極的に活用していきます。
メディカルアロマとは ~ホリスティックに実践して自然治癒力を高める~
アロマテラピーでは、植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)を使って、心と体のバランスを整えていきます。
植物の香りは脳へダイレクトに働きかけます。香りは脳を刺激して、気持ちを落ち着かせたり、気分を高揚させたりして感情に働きかけ、自律神経やホルモンを分泌する内分泌系、免疫系にも影響を及ぼします。
植物の力はとてもパワフル! 1本の精油には、数百種類もの香りの成分が含まれています。
その成分には、鎮痛作用や抗菌作用、抗ウイルス作用など、さまざまな働きがあります。
メディカルアロマは、その作用を利用して、心と身体の不調や病気の予防などに役立てていくもの。
人の身体には本来、自分で病気やケガなどを治そうとする自然治癒力が備わっています。
メディカルアロマは、人が生まれながらに持っている「自分で治す力」=「自然治癒力」を高める手助けもしてくれます。
メディカルアロマは何に良い?
メディカルアロマはどんな効能があるのでしょうか。
ここでは、女性のカラダに大きく影響する「ホルモン」についてみていきますね。
ホルモンバランス
妊娠や出産をはじめとするライフイベントや年齢によって、女性のカラダにはさまざまな変化が起こります。
40代にもなると、ホルモンのバランスが乱れて、さまざまな不調や病気が起こりがち…。
イライラや不安感が強まったり、のぼせやホットフラッシュが起きたり、めまいや不眠などで悩む女性も多いですよね。
更年期障害
40歳を過ぎると、卵巣の委縮が急速に起こり、機能がだんだんと衰えていきます。
この卵巣の機能が、衰えはじめてから閉経までの期間を「更年期」といいます。
45歳~55歳くらいまでが更年期といわれる期間ですが、最近は30代の後半から「プレ更年期」症状で悩む方も増えています。
「更年期障害」とは、女性ホルモンが急激に減少して、その変化に体がついていけずに起きる症状です。
心と身体のバランスを整えるアロマテラピーは、女性の体にも、穏やかに、かつ有効に働く方法として、産婦人科を中心とした医療機関で注目されています。
女性ホルモンと密接に関係するのが自律神経。
精油(エッセンシャルオイル)の中には、自律神経の乱れを整えたり、女性ホルモンと似た働き(エストロゲン様作用)のある成分が含まれているものがあります。
また、ホルモンバランスの乱れの原因には、ストレスや睡眠不足などのいろいろな要因も考えられます。
エストロゲン様作用のある精油や、自律神経系への働きかけが期待できる精油を活用してみるのもおすすめ。
ストレスをやわらげ、心をリラックスさせるアロマも使いながら、つらい更年期の不調をサポートしていきましょう。
女性は家族のため、大切なひとのためにと、自分のことは後回しになりがち…。
香りの力を借りて、頑張っている自分のことも、いたわる時間を作ってみませんか。
メディカルアロマを学びたい
「メディカルアロマを学んでみたい!」と思ったら、NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)。
日本でメディカルアロマテラピーといえば、草分け的存在のNARD JAPANです。
アロマテラピーの正しい知識の普及と啓蒙を図るための活動を行っています。
NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)
NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)は、ヨーロッパのメディカルアロマテラピーの最新の情報を提供しています。
研究・研修センターを設置して、山梨の試験農場でハーブの育成・栽培、 蒸留抽出の実験や精油の成分分析を行っています。
また、大学や各研究機関とも提携して研究発表などもしています。
どんなコースがある?
メディカルアロマを基礎から学べる(入門編)
●ナード・アロマテラピー協会認定 アロマ・アドバイザー資格取得コース
アロマテラピーの上級者を目指す
●ナード・アロマテラピー協会認定 アロマ・インストラクター資格取得コース
などがあります。
おすすめのコース
一番のおすすめが、メディカルアロマを本格的に学べる
ナード・アロマテラピー協会認定 アロマ・アドバイザー資格取得コース
アロマテラピーの基礎から身体の仕組み、精油の成分や作用・品質など、メディカルアロマを本格的に学べるコースです。
メディカルアロマの知識がしっかり身につくので、日々のちょっとした不調や病気にならないための健康管理法を習得できるようになります。
実習では、毎回、風邪予防ジェルや美容オイル、痛み緩和オイル、生理痛や更年期にアプローチしたオイルなどのアロマクラフトを作るのも特徴です。
さまざまな角度から、メディカルアロマを軸としたアロマテラピーを楽しく学んでいきます。
まとめ
病気になる前に、心と身体の不調をケアしていく「予防医学」が注目されています。
また、西洋医学だけでは、なかなか補いきれない、ストレスによる自律神経失調症など精神的疾患をサポートする「代替医療」としても期待を集めています。
心と身体の両面から、ホリスティックにアプローチするメディカルアロマは、予防医学や代替医療としての可能性を大いに持っています。
自分や家族の健康を守るホームケアとして、メディカルアロマを学ぶことは、心強い味方となるでしょう。
5年後も10年後も美しく、健康的であるために、リラクゼーション以上の効果が期待できる、本物のメディカルアロマを始めてみませんか?
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