クリスマスの風物詩「オレンジポマンダー」作り

季節のワークショップ「オレンジポマンダー作り」を開催しました。

『NARDアロマ・アドバイザーコース』のご受講生さん達に募集したところ、あっという間に満席となってしままったため、2回に増席して行いました。

ポマンダーって何?

クリスマスの風物詩「オレンジポマンダー」をご存知でしょうか?

「ポマンダー」とは、西洋で古くから、疫病退散の魔除けやお守りとして伝わる香り玉。

昔、ヨーロッパでペストが大流行していた時代は、自分の周りに良い香りを漂わせてバリアーを張ることで、ペストを遠ざけると信じられていたそう。

イギリスの貴族が、ポマンダーを腰からぶら下げている様子を描いた絵も残っています。

時代の変化とともに、現在はクリスマスの風物詩として、贈り物やオーナメントで親しまれています。

オレンジポマンダーを作ろう

最初に、生のオレンジやゆず、姫りんごなどに、クローブを全体を覆うようにぷすぷすと刺していきます。

作業が始まると、部屋中がオレンジとスパイスの甘い香りに包まれました。

美味しそうな元気になる香り! 
それだけで幸せな空気に満ち溢れます。


皆で和気あいあいと作ると、これがまた楽しいのです。

ポマンダーが大仏の頭に見える!

という生徒さんの一言には、みんなで大笑い。
(そう言われると、大仏の頭にしか見えなくなるのが不思議です 笑)


クローブを刺し終わった後は、スパイスをまぶしていきました。

個人的にスパイス好きなので、ちょっとスパイスには、こだわりが隠されています。

シナモンの他にも大好きなカルダモンなど、4種類のオリジナルの「スパイスブレンド」をお作りいただきました。


5年前の卒業生さんやお久しぶりの生徒さん達もご参加いただき、話が弾んで楽しいひと時でした。

終了後は、シュトーレンを全員で美味しくいただき、心もおなかも満たされました^^

オレンジポマンダーの完成

風通しの良い場所で、3週間ほど乾燥させるとできあがり。

通常は生のオレンジであれば、置きっぱなしにしていると傷んでしまいますが…

このポマンダーは、クローブやスパイスの防腐力、そして、ちょっとしたコツで腐らないのです。

とはいえ、完成するまではドキドキ・・・。


3週間後、みなさんと一緒に作ったポマンダーが無事完成しました!

なんと、後ろの赤と緑のリボンのポマンダーは、4年前に作ったもの。
4年もののオレンジのミイラさんです 笑


幸運を運んでくれるといわれる「ポマンダー」

幸せな香りに包まれながら、素敵なクリスマスをお迎えくださいね。